● 戦争について ●
1946年11月3日
日本は、他国を殺さない国になろうと言いました。
1947年5月3日
日本は、他国を殺さない国になりました。
2003年12月9日
日本は、軍隊を他国に送る計画を立てました。
2004年1月19日
日本の軍隊が、他国の地を踏みました。
侵略戦争では無いから、問題無いと言う。
───大義であった大量破壊兵器は、存在しなかったのに───
人道支援だから、問題無いと言う。
───現地で虐殺を繰り返す米軍に、物資を供給する事が───
非戦闘地域だから、問題無いと言う。
───他国の軍に守られないと、現地に居られないのに───
第二次世界大戦の果て。
米国は、日本の
「民主化」に成功したと言う。
イラクにも同様に、
「民主化」をもたらしたいと言う。
沖縄を返還されても、日本は結局、尊厳を取り戻す事が出来なかった。
第二次世界大戦での敗北で得たものは、米国に対する絶対的な忠誠。
米国の言う所の、
「民主化」。
米国の言う
「民」は米国民のみであり、そこに主権があるのであれば、
確かに日本に
「民主化」は定着したのだろう。
そして米国は、イラクにもその
「民主化」を定着させたいのだ。
イラクを、米国に忠誠を誓う国に。
日本に。
平和憲法が出来て50年余りが過ぎ。
日本は
米国に尻尾を振る事をやめられないまま
国としての誇りを取り戻せないまま
民族としての誇りを見失ったまま
永遠の
敗戦国として
日本は
米国に求められるまま
他国を殺す国に
生まれ変わろうとしている。
[モドル?]